日清戦争は中国と朝鮮に対する侵略戦争
小林哲夫 : 2010/03/05(Fri) 10:48
No.161
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日清戦争は侵略戦争と呼ぶべきだ、と提案します。
日清戦争は、朝鮮と中国の宗属関係を解消させることが目的でしたから、中国に対する侵略でした。 同盟関係を破棄せよ!という目的で戦争を仕掛けた戦争が、侵略でなくて何でありましょうか? 中国側は宗属関係を維持したかったために日本と戦ったのですから、これを中国側から見れば自衛戦争でした。
さらに日清戦争は朝鮮に対しての侵略でもありました。
日清戦争のきっかけは、朝鮮で起きた反日民族闘争(東学党の乱)を鎮圧するための日本軍派遣でした。
朝鮮の領内に、軍隊を派遣して、朝鮮の農民を殺害することが、侵略でなくて何でしょうか?
そして朝鮮国内で、中国からの派遣軍と戦争になるのですが、朝鮮の国内で、戦争を行うことは、明白に朝鮮に対する侵略なのです。
この東学党の反日民族闘争が、国際的に問題になることを恐れた日本政府は、これをすみやかに皆殺しにせよ!という命令を発しました。
川上操六参謀次長が1894年10月27日、朝鮮にいる日本軍に 「東学党に対する処置は厳列なるを要す。向後悉く殺戮すべし・・・」 と電報を打ったことです。
そして広島大本営で、総理大臣も入った会議で「討伐作戦計画」という皆殺し作戦計画を作りました。 この計画に沿って、朝鮮で皆殺し作戦が実行されて、その虐殺によって闘争は鎮圧されました。 この作戦による朝鮮農民の死者は3万人以上と言われています。 (井上勝生著「日本軍による最初の東アジア民衆虐殺」より)
日本軍は朝鮮農民をこのように虐殺したのですが、こんなことをしておいて、未だに「朝鮮の独立を助けた」という日本人がいます。
現在の日本人は、このような事実を知らず、日清戦争は朝鮮の独立のために中国と戦った戦争だ、と漠然と思っている人が多いので、「侵略戦争であった」ということの再確認のために書きました。 |
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