障害のある人への「合理的配慮」は万人のために
もりもり : 2009/07/07(Tue) 01:12
No.94
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議員のブログには、礼を失するコメントがまま入ってくる。ネット荒らしを目的とすることがわかる誹謗中傷攻撃の類にいつまでもつきあってはいられないが、先日私のブログに投稿した奈良県下市町教委の地裁判決への抗告をめぐる記事に、以下のコメントが来ていた。見過ごしにできない内容が含まれているので、私の反論と併せて投稿させて頂く。
ー以下転載ー
3 コメント
◆Unknown (1300) 2009-07-05 01:55:01 議員ならちゃんと調査してから行動に移したほうがいいと思います。 あなたがここの市の議員ならこのこのために市の予算から年間2000万を出すということですね?すばらしいご意見です。 金沢市の有権者の皆様にもメールにてあなたの意見は通知したいと思います。
◆現状を知ってますか (taxpayer) 2009-07-06 08:18:47 コメントがゼロですが、ご自分と違う意見は削除されてるそうですね。 これもすぐ消されるのでしょうが。
この中学校の構造をご存知ですよね。 山の斜面に建つ階段だらけの校舎。自分で体を支えられない、これから体重の増える思春期の少女を、おんぶして階段を昇降する。 それがどれほど危険なことか、判らないのですか。 エレベータをつけることがどれほど金がかかり、この町がどれだけ経済逼迫しているか、ご存知ですよね。 無限に金があるなら、全部バリアフリー工事すればいいことですが、この町でそれをやれば、他の子供にかける教育費がなくなるのです。
もし教師が手を滑らせて階段から落としたら。教師自身が体を壊したら。生徒に手伝わせて、車いすが逆走したら。 その危険性が大きいから、町教委が「安全が保証できない」と言っているのです。 安請け合いするより、はるかに誠実な態度だと思います。 ちっとも「信じられない」とも「いつの時代か」とも思いません。 ちゃんと平地にある中学を提案しているのです。
片方だけの一方的な意見を聞き、感情を煽り、役所に一斉攻撃をかけろとけしかける…業務妨害ではないですか。いやしくもプロの市議のやることですか。
◆「合理的配慮」は万人のため (森 かずとし) 2009-07-07 00:56:17 はじめに断っておきますが、私は違う意見だからと削除致しません。誹謗中傷、攻撃の類のネット荒らしには毅然と対処するだけです。私自身の貴重な時間を無益に浪費はできませんから。私の管理するブログサイトである以上、当然のことです。また、taxpayerと名乗るお方、以前も礼を失するコメント寄稿者があなたと同じようなせりふで削除への牽制をなさっていましたよ。
それはともかく、コメントに書かれた「この子のために莫大なお金をかけること」云々の表現があります。あなたは、この発言が真意なら、これが障害者差別であることを理解しなければなりません。世界の最新の潮流を表現した国連の「障害者の権利条約」をお読み下さい。(ただし、日本政府の仮訳には、理念の正確な訳出に問題があると指摘されていることを念頭に)この中に、「合理的配慮」を欠くことは差別にあたるとの趣旨が謳われています。「合理的配慮」を具現化するために必要な予算措置を講じるのです。そのために県、県教委が支援すると言っているのです。仮に個別の教委に財政の制約があるならば、県、国が財政支援を行って条件整備を行うのが、当たり前です。どこまで整備できるかは、それらの条件と照らし合わせて可能な水準に納めることもやむを得ないことはあるでしょう。この点について、県、県教委、保護者間で合意があるようです。これを裁判所は適性に判断したものと思います。まさに世界水準の司法判断と評価します。 明花さんの地域の中学校への進学は、地域の避難所、生涯学習拠点としての同校のバリアフリーを進展させ、子どもたちに、障害という違いを持った地域の仲間との共育ちの得がたい機会を生み出すことなどにおいて、大きな教育的効果をもたらすものでもあります。共に学ぶ子どもたちの長い成長の基礎をつくることができるという点ではたいへんな費用対効果を生むものと考えましょう。教育とはそういうものです。 かつて学校教育の一翼を担っていた者として。 |
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