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反省すべき戦争の始まり   小林哲夫 : 2010/03/12(Fri) 17:29 No.172
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くま 毎年12月になると、あの戦争についての反省が繰り返されます。
真珠湾奇襲の成功や、御前会議の開戦決議の様子がさまざまな形で、放送されます。
田原総一郎氏著「日本はなぜ負ける戦争をしたのか?」の問題提起が毎年繰り返されます。

さてこの時に反省の対象になっている戦争とはどの戦争でしょうか?

言うまでも無く真珠湾奇襲で始まった、日米戦争のことです。

この戦争を日本人は大いに反省している様子は、田原氏の著作の題名でも確認できます。

日本人は敗戦後、東京裁判を歓迎して、その判決を支持し、日本は侵略戦争を行ったと認めています。

しかしその反省の大部分が日米戦争のことで、満州事変を思い浮かべる人は少ないのが現実です。

日清日露まで想像できる日本人は極めて少数です。

つまり、日本人は負けた戦争をしたことを反省しているにすぎません。

だから飢え死にした兵士の惨めさ、原爆の悲惨さ、満州での苦労などなど、全て被害者としての戦争批判に過ぎません。

司馬史観というものもこの構図に他なりません。

日米戦争は間違った戦争だったが、日清日露は正義の戦争だった、という史観は、負けた戦争は間違った戦争で、勝った戦争は正しかった、と言っているに過ぎません。

司馬史観批判と言うことは、この構図を批判することに他なりません。

間違っていたのは日米戦争だけではない。
負ける戦争をしたから、間違っていたのではない。
侵略戦争としての日清日露戦争から、反省する、と言う思想です。

今までの戦争反対の思想を根本的に疑ってかかる必要がある、と言うことです。
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