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派遣切り問題について(その2)   cirkey : 2009/05/13(Wed) 13:19 No.73
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くま 4. 岩淵弁護士との面会
 4月21日(火)の午後5:30から、岩淵弁護士と面談しました。森先生、全国一般の高原さん、私の合計3人です。
まず、私の今おかれている状況、書類、給料明細、源泉徴収書等は、全て弁護士に提出しておりました。ですから、弁護士は今の状況を把握しての面談となりました。
ここで論点になったことは
 ●労働者派遣法を元に違法なことはしていない。法律を潜り抜けれる内容である。だから、労働者派遣法を元に問うことは厳しい。
 ●正社員を前提にした雇用というのはわかるが、実際に最初の契約時に書類等で交わした証拠がない。裁判というのは証拠がないと厳しい
 ●上記の点から、”K”の正社員にして欲しいということは言えない。いった言わないの世界になるので先に進まない。
  (「必ず正社員にするとは約束していない。」「正社員にするとは一言もいってない。」)
 ●雇用契約自体は、派遣会社の”E”と私との間にあるわけで、派遣先の”K”とは全く関係がない。
  つまり、”K”の正社員にするというのは法的に難しい。
 ●しかしながら、6月末までの契約を、正当な理由なしに”5月末”で打ち切ることは違法だから問える。
 ●相手の厚意は出来る限り受けること。受け取らないと後々の展開で不利になる。


5. ”H”の面談、面接、登録について
 先ほどにもお話した通り、”E”の担当者から連絡があり、一度、”H”の派遣会社の方と会わないかと言うことを言われました。
”H”の会社の詳細は、ここではいえませんが、まず本社が富山にある大手コンピュータ関連会社です。
富山と金沢にオフィスがあり、今回は金沢オフィスの方にいくことになりました。このHの会社自体は、大手コンピュータ会社の
100%投資の子会社です。

 Eの担当者の言い分としては、まず、金沢オフィスの所長と面会し、そこで登録をしないかというものでした。
岩淵弁護士との相談の結果、相手の厚意は、そのまま受け取らないと後々の展開で不利になるということから、登録をすることにしました。
 4月23日(木)午前9時に、Eの担当者と二人で、Hのオフィスに行き、登録をしました。派遣会社Eは、この後も仕事があるということで、完全にHに放り投げた状態で、「登録が終わったら、電話してほしい」という一言だけで帰ってしまいました。
実際に、Hの所長さんと面談し、登録作業と、スキルチェック(コンピュータの技能チェック)を行いました。スキルチェックはもちろん高得点でしたが(自慢ではありません)
下記のようなことをお話しました。

 ●派遣ではなくて、正社員が希望である。だから有料職業紹介の方でお願いした。
 ●提出した履歴書を元に、「こういう人材がいる」ということで、3、4社回ってみるとのこと。
 ●見る限り、メーカーの就職が望ましいということ。
  (先輩がいて、チームでやるような仕事でないと難しいと思うとのこと)
 ●ゴールデンウィークが挟まっている関係上、4/30か、5/1に一度電話で状況報告がされるとのこと。
 ●派遣だとずるずるこのままいってしまうから、正社員で探した方が絶対にいいということ。

あちらとのやりとりは整理するとこういう形でした。

そして、Hの会社の登録がおわり、Eの担当者に電話をしたところ、「今後は、派遣会社Eではなく、直接Hさんとのやりとりになります。」ということを言われました。(あくまでこれからは、Eとしては関与しない)
しかし、果たしてこれで、新しい就業機会を与えたことになるといえるのでしょうか。高原さんは「責任をきちんと果たしていない」といっています。

6. 高原さんとの今後の面談
 4/28(火)の夜7時から、高原さんと面談し、今後のことについて話し合いました。前述した岩淵弁護士との面談結果を元に、下記のことがいえるということになりました。

 @契約期間満了前の雇い留めは、正当な理由がない限り無効である。
 A契約時の「会社都合による契約解除の場合は、次の派遣先などの就業の機会を与えるものとする」という条件がパフォーマンスだけで実際にはきちんと履行されていない。
  だから履行しなさい。

実際に上記の二点を訴える方法として、下記の3件の方法が出来るという決断に至りました。

 @直接、私cirkeyから、文章を直接、もしくは郵送で派遣会社に送付する。
 A団体交渉を行う。
 B弁護士を代理人として、文章を派遣会社に提出する。


 まずは、@の私cirkeyから文章を派遣会社に提出する。これに関しては、「ここが納得できないからきちんと対応してください」という内容を送付するといったものです。この文章の内容は高原さんのアドバイスも頂けるということになりました。しかしながら、本人の文章なので会社側が対応してくれるかどうか怪しいといった部分があります。
 Aは、全国一般の組合員として団体交渉を申し出る方法です。団体交渉権があるため、会社側が拒否することはできません。拒否をすると不当行為になりますから。
しかしながら、今後の就職活動に不利が生じる可能性があります。今後の就職先で、全国一般の組合員だと知られると、会社で組合を作られるのではないかと思われ、採用しないところが増えてくる。だから、将来的なことも考えて、団体交渉は最終手段として考えておきたい。
 Bに関しては、@に比べて弁護士を代理人として通す分、力はある。しかし、文章作成を実際にしてもらうとなると、2万円〜3万円程度の負担になる。

これを踏まえた上で、相談した結果、Bの弁護士に依頼する形になりました。


7. 考え・・・。そして、オファーとその結果
 実際、このままずるずるいっても、就職は決まらないだろうなと思っています。
撤回するようなことも会社はしないでしょうし、勝ち取れたとしても、6月までの雇用 or 金銭ぐらいです。
最終的には、森先生もおっしゃっていましたが、自分で探すか、派遣会社”E”に責任を全うしてもらう他はないと思います。
ですから、今日もハローワークに帰りよろうと考えてます。

ハローワークに関しては、ホームページ等で求人情報を見ていました。(毎日)
ここでもう一度自分自身を振り返り、今自分が何ならできるか、何をしたいかを考えてみました。

やはり、一番はコンピュータ関係です。特にネットワーク関連に興味があります。
またプログラムも興味があります。

しかし、コンピュータ関連は、ほとんどが派遣です。派遣自体の募集も少なくなっており、派遣会社は倒産が相次いでいます。
正社員は到底難しいです。もしくは正社員で募集しても即戦力のところばかり。
私みたいな中途半端な人材はまともにとらないでしょう。
または、今募集しているのは、ひどい職場なのかもしれません。

場合によってはコンピュータの枠に囚われず、別の形も考えなければいけないと思います。
大型免許を持っているので、そちらを活用することもできると考えました。実際、車を運転して遠出することに関しては不満に思いません。
ドライブが好きなぐらいで、九州にいったぐらいですから。

体力的な面を考慮しなければ、大型一種を用いた長距離トラック等も視野としては選べると思います。
また、ダンプの仕事もあるそうです。
大同工業の裁判をしている原告団の一人から、ダンプの仕事があるということもお聞きしました。

体力をもし考慮したとしても、大型一種はもっているわけですから、二種免許をとれば、バスの運転手になることもできると考えます。
観光バスに関しては、大型二種を最初から持っていないと採用してくれないところばかりです。しかし北鉄に関しては、二種免許も取得補助をしてくれるそうです。
しかしながら、現在は待ち状態で非常に厳しいとのこと・・・。

これを考慮した結果、下記のような形になると考えます。

 ●コンピュータ系のネットワーク技術者としての採用口
 ●コンピュータ系のシステム開発技術者としての採用口
 ●長距離、中距離トラック運転手としての採用口
 ●観光バス、路線バス運転手としての採用口

できれば、コンピュータ系が一番なのですが、もし最悪正社員としての枠がなければ、後者二つの件も考えなければならないと思います。

ですので、これを踏まえて現在ハローワークでも、仕事探しをしています。
また、今は、リクルートも活用しています。

リクルートという会社を聞いたことがある人はこの中でいると思いますが、リクルートは、Yahoo!Japanと提携して、リクナビというサイトを運営しています。いわゆる民間のハローワークみたいなものです。

このリクナビには、採用情報も一杯のっており、応募することもできます。しかしながら、こちらから、リクナビの方に履歴書と同じフォーマットで登録をすることもできます。
もちろん、仕事を探している人だけが企業を検索しているわけではなく、企業側も、人材がいないかどうかを調べているわけです。

基本的に企業側は、履歴書、経歴書を検索、閲覧し、興味のある人材には、オファーを出すことが出来ます。

それで、4月29日に、北陸通信ネットワークという会社からオファーがきました。

北陸通信ネットワークは、本多町にあり、北陸電力100%の子会社です。
仕事内容は、企業向け光ファイバーの建設、ネットワークの構築
運営、保守、管理等のネットワーク全般に関する仕事です。

私のやりたい内容にもマッチしているため、早速応募いたしました。

30日に、結果については数日かかりますとのことで、待っておりましたが、ずっと返答が来ず、12日にしびれを切らして、こちらから連絡をしました。

あちらからオファーを出したくせに、書類選考で落とされました。どういう神経してるのかわかりませんが^^;


8. 今後の予定
 まずは、今回のオファーによって止まっていた派遣問題について行動を起こさなければなりません。
これについては近日中、高原さんと面談し、行動を起こしたいと思います。
 今回、北陸通信ネットワークがダメになった件もあり、お先真っ暗な状況です。
北鉄もすぐに採用が保証されるわけでもないらしく、非常に厳しい状況です。
今日もハローワークにいって仕事を探してきたいと思います。最悪雇用保険でつなげるしかありません。

”H”の状況ですが、5/1に電話がかかってきまして、「4社ほど回ったけど、断られた。厳しい。」と笑いながら話してきました。昨日(5/12)にも確認したところ、「ゴールデンウィークを挟んでいたため、一社のみ声を掛けた。ええ・・・。あははは。」みたいな感じでした。
まぁ予想通りというか呆れてしまいました。


9. 私の思い
 この現在の日本経済、雇用問題があるのにもかかわらず、労働者派遣法を改正する動きも弱く、自民公明も全くする気がないようです。
お金持ちや、企業に甘い汁ばかり吸わせ、ワーキングプアをここまで生み出した政治としての責任もあり、それだけではなく、今の政治を選んだ国民にも問題があると思います。
 私はくるま座に所属し、今までここまで真剣にこの問題を考えたことはありませんでした。しかし、ここまでひどい状況になっているのにもかかわらず、国民は本当のことを知らない。声をあげない。おかしいと思っているのに声をあげない。
 くるま座は、「市民の政策研究会」です。私の状況は、ある意味非常に残酷な状況になっていますが、これはある意味、くるま座に対しても一つの試練なのかもしれないと考えています。私はあきらめたくはありませんし、この問題について私たちが何ができるか、これも考えなければならない。

 私だけではありません。私はまだ雇用保険もらえますが、もらえない人も一杯います。明日の生活や住むところさえ、ない人だっています。この状況をなんとかできるのは、私たちの行動しかないのかもしれません。

 今回のことを通じ、色々がんばってみたいとおもいます。くるま座にも積極的に参加したいと思います。

ここまで長文、読んでいただきありがとうございました。
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