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3月の「くるま座」の行事です   「くるま座」事務局 : 2010/03/05(Fri) 06:57 No.160  HomePage
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うし 単独表示 「市民の政策研究会」の3月の行事予定を掲載します。

輪読会は新しいシリーズが始まります。海野福寿さんの「韓国併合」を読み合わせます。

 3月5日(金) 3月19日(金) 午後7時〜午後9時

 海野さんのこの本は、「韓国併合は形式的適法性有していた、つまり国際法上合法であり、日本の朝鮮支配は国際的に承認された植民地である」(P244)という見解を語っていて、韓国の学者の一部から非難を受けているそうですが、事実の認識を一つ一つ行い、そのうえで、今後のアジアのあり方を考えてみたいと思っています。


DVDの鑑賞会は、「愛の落日」です。

 3月21日 (日)午後1時30分〜午後4時

ひどい題名のようですが(グレアム・グリーン原作の政治サスペンス『おとなしいアメリカ人』を映画化)・・・半沢さんの紹介文です。
 原作は、ディエン・ビエン・フーの戦い二年前のベトナムを舞台に、植民地型帝国主義から傀儡政権型帝国主義を模索するアメリカ   
  の介入といった世界史的背景のもとに、ヨーロッパ人とアジア人のかかわりを描いた名作で、もはや現代の古典と言っていいものだ
  と思います。「愛の落日」は原作にかなり忠実な映画となっています。


「金沢ざっくばらんは」2回目です。

 3月28日(日)午後1時30分〜午後3時30分

 前回は、中村町校下の年配の方のお話でした。戦争下で小学生、中学生という多感な時を過ごした方が、見たこと、考えたことを率直な言葉で語られました。千日町界隈の日常生活が目に浮かぶようで、在りし日の石坂界隈の賑わいも、酔った若衆が用水に飛び込む様は興味深いものでした。

 今回は、戦争を正面から取り上げます。

 NHK金沢が製作した、「兵士の証言、飢餓の島 ミレー島」を45分間見た後で、それぞれが、戦争に対して、落とし前をつけるべくフリー討論をしたいと考えています。金沢の陸軍歩兵第107連隊の1000人の兵士が、飢餓線上をさまよい、700人が死んだ事実の中に「戦争」の本質を問いたいと思います。

なお、3月20日(土)には中央公園で、「ピースウォーク金沢」が行われます。午後2時〜午後4時
 

「くるま座」は有志が参加する予定です。国内にあっては、普天間の移設問題、沖縄の戦後を作り出すために、国外にあっては、アフガニスタン、イラク、ソマリア等々平和を作り出すために、旗をあげて歩きたいものです。

 なお、ソシエ・ボアチュール(くるまの会)は

3月19日(金) 3月26(金)午後2時〜午後3時30分

 「ボンボンクラフト」という名称でニットの動物をつくりながら、四方山の話をする会です。参加を待っています

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戦争すべきでなかった日露   小林哲夫 : 2010/03/04(Thu) 20:19 No.159
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くま 最近発見されたロシア側の史料によって、ロシアは日本との戦争を回避したかったことが、明らかになっています。(前述)

日本側が出した条件を全て受け入れても良いという皇帝の決断が文章として残っていたのでした。
日本側が出した条件は、いわゆる満州韓国交換案でした。
韓国を日本の支配下に置くことを切望したもので、ロシアはこれを認めたものでした。
それはロシアは朝鮮を必要としていなかったからです。
むしろ朝鮮を領有しては、面倒なことが起こると嫌ったものでした。
朝鮮を領有しても期待できる利益はほとんど無かったからです。
(不凍港の問題は解決済みでした。)

なぜこのことを強調したいか?と言えば、こういう条件は日本側もロシアと同じだ、ということを現在の日本人に考えてもらいたいからです。

日本としても、朝鮮を植民地にして、何の利益も得られなかったのです。
経済的には大赤字だったことは、周知の事実でした。

最大の損失は、朝鮮人の憎しみを買ったことです。
朝鮮人の日本人への憎しみの感情は、永遠に朝鮮人の心から消えることはないでしょう。

日本にとって、これほど大きな損失は無い、とどうして気がつかないのでしょう。

ヨーロッパでは、EUが出来て、今までの憎しみを清算して、友好関係が日々に深くなっているときに、東アジアでは、過去の清算さえできていないのは、日本人の歴史認識の欠陥のせいでは無いでしょうか?

こういう物心両面にわたる損失に、現在の日本人が、ほとんど関心が無いのは、どうしてなのでしょうか?
国際関係音痴の日本人、と言えます。

ところでロシアが朝鮮に魅力を感じなかったのに、どうして日本の方は魅力を感じてしまったのでしょうか?
朝鮮を植民地にして、どういう利益を得ようとしたのでしょうか?

そういう利益は幻想だったことが今ではわかってしまっているのに、まだ現在の日本に気がついていない人が多いのはどうしたことなのでしょうか?

左翼の護憲派の人の中にも、司馬遼太郎ファンが多く、朝鮮支配は日本の発展のためにやむをえなかった、という考えの人が多いのも驚きです。

左翼には、資本主義と言うものは利益のために植民地を求めるものだ、と決め付けて、資本主義を倒さなければ、戦争は無くならない、という人が多いようです。

その論の前提は、資本家は植民地化で莫大な利益を上げた、という誤解です。

こういう事実を無視した資本主義論では、戦争を止めることは出来ないでしょう。
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日露戦争は必要のない戦争   小林哲夫 : 2010/03/03(Wed) 22:58 No.158
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くま 日露戦争は必要のない戦争であったことの証拠について、新しく情報を得ましたので、追加しておきます。

ロシア側は戦争をする気持ちが無かったことの証拠です。


>2009,12,7付け北陸中日新聞
>和田春樹東大名誉教授発見情報
>ベゾブラーゾフの署名がある1904年1月10日付の同盟案全文を発見。同盟案は「ロシアが遼東半島を越えて、朝鮮半島、中国深部に拡大することはまったく不必要であるばかりか、ロシアを弱化させるだけだろう」と分析、「ロシアと日本はそれぞれ満州と朝鮮に国策開発会社をつくり、ロシアは満州、日本は朝鮮の天然資源を開発する」ことなどを提案していた。
>日露戦争開戦一ヶ月前、ロシア側の主戦派の一人と考えられていた、ベゾブラーゾフが戦争を回避しようと日露同盟案を準備しているとの情報を得ながら、日本政府が黙殺していたことを示す新史料である。
>ベゾブラーゾフは皇帝からの信頼が厚く大臣待遇の政治家。
>日本政府が知っていた証拠も「駐韓日本公使館記録」の中から発見した。



こういう状況にもかかわらず日本は開戦を決定し、先制攻撃を開始しました。
それが先制奇襲攻撃であったことは次のとおりです。

>1904/02/08   陸軍先遣隊、仁川上陸開始
>1904/02/08   連合艦隊の駆逐艦隊、旅順口のロシア艦隊を夜襲攻撃
>1904/02/09   仁川沖海戦
>1904/02/10   対露宣戦布告 (日露戦争勃発)

宣戦布告二日前の先制攻撃でした。
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朝鮮学校( 高級部)も無償化を   「くるま座」事務局 : 2010/03/01(Mon) 06:24 No.157  HomePage
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うし みなさま、「くるま座」に下記のメールが届きました。鳩山内閣の意味が問われる課題であり、許しがたい事態だと思い、掲示板に掲載します。


【緊急賛同要請】「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級部)への適用を求める要請書


みなさまへ
以下の要請書を政府に提出します。ぜひ賛同してください。

賛同は、個人でも団体でもかまいません。賛同の方は、3月3日午前7時までに、 koshida@jca.apc.org 
あるいは、FAX: 011-596-3683  まで返信ください。

また、お知り合いの方にもお知らせください。
こんな理不尽なことを見過ごすわけにはいきません。

「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級部)への適用を求める要請書
                        2010年3月3日

内閣総理大臣 鳩山由紀夫様
文部科学大臣 川端達夫様

 鳩山首相が、衆議院で審議されている高校無償化法案に関連して、在日朝鮮人の通う朝鮮学校を無償化の対象から外す方向で調整していることを明らかにし、その理由を「朝鮮学校がどういうことを教えているのか指導内容が必ずしも見えない」と述べたという記事(北海道新聞、2010年2月26日)を、私たちは読みました。
 
私たち、教育問題や国際協力、差別問題などに関心をもつ市民は、この発言に驚いています。私たちは鳩山首相に対して。朝鮮学校も高校無償化の対象に含めるよう再考することを強く求めます。また川端文科相に対して、朝鮮学校を対象にしていた方針を変更することなく進めることを要請します。

 朝鮮学校だけを、無償化の対象から外すことに合理的な根拠はありません。朝鮮学校は、各都道府県が各種学校として認定し、公立・私立大学の半数以上が独自の判断で受験資格を認めてきた学校です。国立大学で初めて受験資格を認めた京都大学は、朝鮮学校の授業や教科書を検討し「高校」と差がないことを確認しています(朝日新聞、2002年9月13日)。
 
この事実をみれば、朝鮮学校が「日本の高校に類する教育課程」をもつ学校を対象とするという文部省の方針に合致していることは明らかです。また「教育の機会均等」や「教育の国際化」という文部科学省の方針からしても、朝鮮学校だけを排除することはできないはずです。
 
朝鮮学校を学校教育基本法第1条の学校として認可しないというこれまでの文部科学省の方針に対しては、日本政府が批准(または加入)している国際人権諸条約の委員会から、これを民族差別とする「懸念と勧告」が何度も出されています。とくに社会権規約委員会は「朝鮮学校のようなマイノリティの学校がたとえ国の教育カリキュラムを遵守している場合でも正式に認可されておらず、したがって中央政府の補助金を受け取ることも、大学入学試験の受験資格を与えることもできない事について、懸念する」(2001年8月31日)と強い勧告を出しています。
 
もし、高校無償化から朝鮮学校をはずすことになれば、これまでの差別をさらに広げることにつながります。それは「友愛」を掲げる鳩山政権の本意に反することではないでしょうか。

 私たちは、朝鮮学校を高校無償化から除外しないことを求めます。

 呼びかけ人 林 炳澤、黒田秀之、越田清和、小林久公、高橋 一、高橋芳恵、七尾寿子、花崎皋平、秀嶋ゆかり、細谷洋子、堀口 晃、三澤恵子、宮内泰介、山口たか

なお、森かずとしのワイワイ談話室もお読みください
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司馬史観批判(6)   小林哲夫 : 2010/02/25(Thu) 11:31 No.156
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くま 朝鮮無能力論 


司馬史観の大きな柱の一つに「朝鮮無能力論」があります。

>韓国自身の意思と力でみずからの運命をきりひらく能力は皆無と言ってよかった。
>如何に腐敗しても、自らの内部勢力によって倒れることが無い。外国の侵略と言う不幸な外圧によってようやく倒れる。体制内における薩長的存在が無い。

と書いています。

これは日本は明治維新という自分の力で近代化したのだ、と自慢し、一方韓国にはその力も意欲も無かった、とこき下ろしている文章です。

韓国自身で変わる力が無いから、外国(つまりは日本)が侵略して変えてやるしかなかった、というまことにとんでもない自己中心的考えです。

これがチンピラ右翼が書いているのなら、驚かないのですが、良心的知識人と思われ、国民作家と言われる、司馬氏の考えなのだから驚きます。

こんな酷い自分勝手な考えをよくも恥ずかしくもなく書いているものだ、と驚きます。

そしてこんな侵略的文章を今まで問題だと思わないで、見過ごしてきた、日本の左翼の存在のことを考えると、私さえ恥ずかしくなります。

さて本当に韓国には、自分を変える能力が無かったのでしょうか?

そんなことはありません。
東学党といわれる、変革の動きがありました。これは農民を中心として、何十万人と言う人民を集めて、暴動を起こす力がありました。
(因みに中国の義和団の変と似た存在と考えられます。太平天国の乱も体制変革の運動でした。)

日本でも攘夷運動が盛んになり、それは同時に反幕運動だったという歴史があります。
東学党の乱も、攘夷運動であり、同時に反体制運動でもありました。

日本との違いは、攘夷の相手が、日本は西洋諸国であったこと。
それに対して韓国では、日本が攘夷の対象になったことでした。

また日本は下級武士の運動だったのに、韓国では民衆レベルの運動だったことです。
だからこう考えると韓国の民衆の方が、進んでいた、と言うこともできます。

日本の農民は、維新の動きには全く関係なかったのでした。

これを韓国、中国の民衆の方が進んでいた、と肯定的に見ることが出来ますが、これがその後の歴史にマイナスに影響した、ということも出来ます。

民衆レベルで意識が高くなると、衆愚現象が起こって、引き下がることが出来ない、状態になるからです。

以上韓国人の自立の意識について、司馬氏および現代日本の大多数が間違っていることを説明しました。

まとめ
「韓国は外国の侵略によってしか変われない国だから、韓国を変えるために日本が侵略してやったのだ」という司馬史観は、良識ある人間なら絶対に言ってはならない、不道徳な考えです。

なお無能力が、自衛力(軍事力)のことだとすれば、それは前回すでに書きました。

韓国の仮想敵国としては、中国は同盟国なのだから、中国は除くと、ロシアと日本しかない。
ロシアには侵略する意思は無かったことは、前回説明しました。

ロシアにその気が無いのですから、西洋諸国にも侵略の意思はなかった、と言えます。

だから日本に対する自衛力だけが無かった、ということになります。

ということは司馬氏の発言は「韓国には日本の侵略に備えた自衛力が無かった、だから日本が侵略してやった」という意味になります。

これはもう強盗仲間の論理であって、思想としていえるようなものではありません。
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司馬史観批判(5)   小林哲夫 : 2010/02/24(Wed) 11:23 No.155
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くま 朝鮮の独立のため、という理屈

司馬史観の奇妙なところは、「朝鮮の独立のため」と言う言葉が強調され、堂々と何回もでてくることです。
この言葉に日本人はころりと参ってしまって、この不思議な考えを受け入れてしまっていることです。

日本が一体何故、隣国朝鮮を独立させようとしたのか、意味がわかりません。

とにかく国というものは、独立国でなくてはならない。
しかるに朝鮮は中国の属国で満足していて、独立しようという覇気がない。
よって日本人がそれを教えてやろう、と言う構図でしょうか?

ここにはあたかも朝鮮のために、日本が犠牲になって、戦争をしてやっている、というような恩着せがましい気持ちがこめられています。

この親切の押し売りに何の不思議も感じないのだから、日本人全体がおかしくなっているのです。

朝鮮自身が望んでもいない独立の気持ちを日本人が無理やり持たせることに意味があるでしょうか?

これこそいらぬお節介ではないでしょうか?

福沢諭吉が金玉均などの改革派を支援したりして、朝鮮の独立のために尽くしたことが今でも評価されています。

日本人の中にも朝鮮の改革、独立を真剣に願った人がいた、ということが現代日本人の自慢の様子です。

ところでこんなお節介が本当に自慢になることなのでしょうか?

実はこれは朝鮮のためを考えたお節介ではありませんでした。

この時、福沢諭吉や日本政府がなぜ朝鮮の独立にこれほど力を入れたのか?と言えば、それは「日本が朝鮮を支配しないと日本の安全が守れない」と彼らが考えたからです。

「朝鮮の独立」という言葉は、朝鮮のことを考えたものではなくて、日本自身の利益のためでした。

そして歴史は、朝鮮を日本の支配下に置くためには、中国から朝鮮を独立させる必要があって、そのために中国と戦争をすることになったのでした。

つまり福沢諭吉が朝鮮の独立派を応援したのは、単なるお人よしの善意などではなく、ずるがしこい、利己的な動機だったのです。

しかし福沢諭吉の善意(?)は、その後裏切られることになります。

朝鮮人は悪賢い日本の援助は真っ平御免とこれを拒否し、逆に朝鮮で横暴を極める日本人に対する反感が高まりました。

この朝鮮民衆の反日感情を見た福沢諭吉は、「朝鮮の独立を支援する」などといって、朝鮮人を騙すことは出来ないと悟ったようです。

善意を装って、朝鮮民衆を騙すことが不可能と悟った福沢諭吉は、本性を現して、力で朝鮮を支配することを公言するようになり、「脱亜入欧論」を前面にだすことにしました。

「朝鮮を支配すべし」というのが福沢諭吉のはじめからの本音であって、朝鮮の独立を支援したのは、その後に日本が支配するための単なる一過程(方便)に過ぎませんでした。
だから朝鮮に対する善意などではありえませんでした。

そもそも国際政治に善意などあるはずがありません。
よく考えて見てください。
本当にお人よしの日本人がいたとして、朝鮮独立のために命を投げ出して活躍したとします。そして首尾よく独立したとします。

その後で独立に貢献した日本人は何を要求するでしょうか?
何も要求しないで、清く立ち去るなどということが有りうるでしょうか?
つぎには朝鮮人民と、この独立に貢献した日本人との間の対立が必ず起こると思いませんか?


朝鮮は中国から独立することを望んでいたわけでは有りません。

それよりは日本の干渉を排除したいと言う気持ちを強く持っていました。

だから独立と言う言葉が意味があるとすれば、「日本からの独立」と言うことだったに違いありません。

これは大東亜共栄圏の思想で占領されたアジアの国々の人々の気持ちを考えれば容易に想像できることです。

アジアの独立のために、と戦争をした、日本人が如何にアジアの人々から憎まれたか?ということを忘れてはいけません。
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司馬史観批判(余談)   小林哲夫 : 2010/02/23(Tue) 21:18 No.154
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くま
半沢先生の本を読まないままに、私なりの司馬史観批判を書いております。
私は金沢生まれで、元サラリーマン、現在年金生活の普通の市民です。
学者のような正確な文章を書くことが出来ませんので、あちこちおかしいところや不正確なところがあると思います。
また素人ならではの独創も入れました。

おかしいところを見つけたら是非ご指摘いただきたいと期待して、今回書き込みを始めたものです。

間違い指摘、批判、反論、質問、感想、コメントなど、どんどんお願いします。

この掲示板が活発な交流の場になることが、私の目的ですので、是非遠慮なく、お願いいたします。


なおこの正月韓流ドラマ「明成皇后」を見続けました。

これは閔妃殺害事件の話で、一話50分、全120話の長い、大河ドラマです。

DVDで60枚になり、ツタヤで借りました。

坂の上の雲の時代の朝鮮侵略を朝鮮側から描いたもので、日本人は是非見るべきものだと思います。

この野蛮な日本人が起こした事件を毎週見た韓国の人が、その都度日本人に対する怒りを新しくしたのではないか?と想像しました。
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田村光彰教授とライヒェルト・ルート教授勝訴   「くるま座」事務局 : 2010/02/23(Tue) 17:58 No.153  HomePage
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うし 単独表示 速報


北陸大(金沢市)の学部再編に伴うドイツ語教育の廃止をめぐり、解雇を告げられた田村光彰さん(63)とライヒェルト・ルートさん(54)が、大学に地位確認などを求めた訴訟で金沢地裁は23日、解雇の無効を認める判決を言い渡した。

 中山誠一裁判長は判決理由で「解雇は権利の乱用に当たり、社会通念上相当であると認められない」として無効と判断、解雇通告後の給与の支払いも命じた。

 判決などによると、北陸大は2004年、両教授が所属していた外国語学部、法学部を廃止し、薬学部を含む2学部に再編。外国語教育を英語と中国語に特化した上で「07年4月以降、担当科目がなくなった」として解雇を通知した。

 原告は「医療、薬学の現場では今もドイツ語の必要性が認識されている」と主張。大学は請求棄却を求めていた。

 金沢地裁は07年「解雇は権利の乱用」として、2人の地位保全と賃金支払いを命じる仮処分を決定していた。

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司馬史観批判(4)   小林哲夫 : 2010/02/23(Tue) 11:30 No.152
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くま ロシアは朝鮮を侵略する気は無かった


司馬氏は「日本が朝鮮を支配しなければロシアが取ってしまう、ロシアが朝鮮を取れば次に日本がロシアの植民地にされてしまう。」と考えていたようです。
こういう考えは現在の日本人にも広く信じられていますので、ロシアにそういう意図は無かったことをここで説明しておきます。

ロシアはこのころシベリア鉄道を建設して、着々と東に進出していました。
不凍港を求めて、ウラジヲストックに到達していました。
広くアジア全体を見渡してみると、あちこちで南下政策を取っていました。
これに危機感を覚えたイギリスがロシアの南下に対抗するための世界戦略を取っていました。

こういう動きを読むと当然ロシアは朝鮮を狙っていたに違いない、と思い込みますが、それはもう少し詳細を研究してから、結論すべき問題です。

この当時のロシアは朝鮮に魅力を感じていなかったことが明らかになっています。

その理由は、朝鮮を植民地にしても、利益が期待できなかったからです。

この当時の帝国主義というのは、産業革命で大量生産された商品の販路を求めたものですが、朝鮮にはそういう商品の購買力が認められず、それに加えてロシアは売るべき商品を持たなかったのです。
また仮に朝鮮を植民地になどしたら、欧米諸国を刺激して、国際的に孤立してしまうから、そういうことは考えませんでした。
その上、朝鮮半島の長い海岸線を守るだけの海軍が必要になりますが、ロシアはそれだけの余力を持たなかったので、この意味でも、植民地にする気はありませんでした。

以上のようなことは、1888年5月、ペテルブルクで開催されたロシア政府の極東問題特別会議が作成した覚書に書いてあります。

しかしながら、だからと言って、朝鮮はどうでも良いということではなく、朝鮮を日本が支配することは認められない、という立場であることはいうまでもありません。

こういうロシアの方針を見れば、朝鮮を日本が取らなかったら、ロシアが取っただろうと言う見方は間違いだ、ということがわかります。

また1900年ころ、ヨーロッパではドイツの脅威が高まっていて、それに対抗するために、極東のことに関わる余裕もありませんでした。
ウィッテ、クロパトキン陸相、ラムズドルフ外相らは、日本との軍事的衝突は絶対に避けるべきだと主張し、満州からの撤退を皇帝に提案していました。
皇帝はこれらを了承し、韓国全土を日本の勢力圏にすることを認めました。(小森陽一著から)
しかしこの決定が日本政府に伝達されるのが遅れたために、日本政府は好戦的世論に押されて、先走って開戦してしまったのでした。
日露戦争は日本政府のフライングだったと言えます。
ようするにする必要の無い戦争を、国民世論におされてしてしまった、という軽率な戦争でした。

戦死された方々にはどう言ってお詫びしたらいいのかわからない気がします。

最近の和田春樹氏の研究でも、ロシアは日本との戦争を回避するために、朝鮮半島の利権を放棄する提案をしたことが明らかになったと報告されています。
このことは加納格氏の研究でも同様の報告があります。
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司馬史観批判(3)   小林哲夫 : 2010/02/22(Mon) 16:08 No.151
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くま 日本防衛のための朝鮮領有


「日本の防衛のために朝鮮を領有する必要があった」というのが司馬史観であり、今の日本人もこう考えていることに対して、「それは防衛と言う観点からも間違いだ」というのが私の考えです。

日本国だけを守るのに比べて、朝鮮半島も守らねばならなくなって、防衛の範囲が広がりすぎて、危険である、と言う考えです。

朝鮮半島の北部の陸続きの部分を防衛するのは大変だ、と言う意味です。

日本本土を守るためには、主に海軍だけで済みますが、朝鮮を守るためには、朝鮮国境を守るための陸軍を送り込まねばならず、陸軍を送り込むためには、朝鮮と日本との兵站水路を確保するための、海軍が余計に必要になるからです。

海岸線を守るのは比較的容易ですが、陸続きの国境を守るのは容易ではないからです。

海岸線を守ると言う意味には、ゲリラ的な攻撃を防ぐための海上保安庁の仕事がありますが、これは国として不可欠のもので、警察力と同じ種類です。

さて他国が日本を侵略するための戦争を仕掛けてきたらどうするか?という疑問があるかもしれません。

こういう疑問に対しては、防衛と言うことは、もっと具体的に考えねばならない、と答えます。

まず朝鮮が日本を侵略するための戦争を仕掛けてくることは考えられないでしょう。

同様にこの当時の中国の北洋艦隊が日本を侵略しようと戦争を仕掛けてくる可能性もありえません。

それではロシアが突然バルチック艦隊を日本海に回してくることは考えられるでしょうか?

そんなこともとても考えられません。

しかしこの時日清日露戦争があったではないか?という反論があるかもしれません。

しかしこれは日本が先に朝鮮を領有しようとしたから起こった戦争であって、日本が朝鮮を侵略しなければ起こり得なかった戦争です。

このことから日露戦争は、決して祖国防衛戦争ではなかった、と言い切ることが出来ます。


だから結論として、日本の防衛のために、朝鮮を領有しようとしたのは、間違いだった、と言えます。


(つづく)
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あまり本を読みませんが   ナカノカナ : 2010/02/22(Mon) 01:10 No.150
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ひつじ 「雲の先の修羅」をたいへん面白く読ませて頂きました。
知らないことばかりが多くていっぱい勉強した気持ちになれましてありがとうございます。
タイトルの由来になった「あの先で修羅はころがれ雲の峰」
という幸田露伴の俳句が妙に気に入っております。
長閑に見える雲の峰の向こうに人間が殺しあう修羅の世界があるという句です。
これは反戦とはいえないまでも「厭戦」の句ですと、書かれています。
羽仁五郎氏が本で紹介しています
「つまり、夏の峰が見えたんだな。つまりあの先は修羅なんだなあ、と・・・幸田露伴はまだ、感覚を持ってるんだよ。
あの雲の向こうでは、日本軍が行って殺し合いをやってる、なんて、公平なことじゃないんだよ。
向こうの人は、平和に暮らしていたんだよ。そこへ日本軍が行ったんだね。鬼のような日本軍が。
その鬼のような日本軍というのは、ぼくであり、皆さんなんだよ、ね。」
確かにその通りだと思います。
私には過去の日本の侵略戦争に直接責任はないとしても現在進行形で起きている悲惨な結果には少なからず責任はあります。
わたしは私を知らない。同様に日本を世界を知らない。同時代に生きている者として知る努力をしないといけません。
ところで、「あの先で修羅はころがれ雲の峰」なんだけど「厭戦」ではあると思います。
反戦ならば「あの先で修羅はころがる雲の峰」になると私は考えます。
「あの先で修羅はころがれ・・・」というのは勝手に戦争でも略奪でもやってなさいよ、というように思えてならないんですけど、
露伴先生に聞いてみたい。露伴先生は戦争によって不自由な生活を余儀なくされて怒ってたんでしょうね。
露伴先生に限らず怒ってた人は多いと思いますが、
 現代は思想信条の自由が保障されているのだから脅かされないように自由は守らないと、 いけませんね。
私は「あの先で修羅はころがる雲の峰」も気に入ってます。
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司馬史観批判(2)   小林哲夫 : 2010/02/20(Sat) 08:44 No.149
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くま 朝鮮の自衛力の問題を考えます。

「朝鮮には自衛力がなかった」とこともなげにいう司馬氏の考えは、朝鮮蔑視観で、良識ある文筆家だったら決して言ってはならないことです。
<B>「司馬史観」朝鮮には自主的に自分の国をまもる力がない、</B>

私は朝鮮には、自衛の力があったけれど、結果的に日本の軍事力に勝てるだけの力が無かっただけだ、と考えます。

日本に勝てなかったのだから、結果的に自衛力が無かった、と言うことも出来ますが、こういうことを日本人がいうのは非常に野蛮なことです。

つまり野蛮な強盗が、人の家に押し入って、お前のところは、用心が不足だから、俺が強盗に入るのは当然だ、ざまあみろ!と言っているようなものです。

泥棒に入られた家は、すべて用心不足を非難されるのでしょうか?

日本の野蛮な侵略に屈して植民地になった、という結果から朝鮮には自衛の力が無かった、というのは、まことに盗人たけだけしい、論理です。


一方当時、中国とは宗族関係にあって、もし朝鮮を侵略する国があったら、中国が共に戦ってくれることになっていました。

このことを中国頼りの情けない国だった、と思う日本人がいたら、まことに恥ずかしい考えです。
同盟関係は恥ずかしい事でしょうか?

日米安保体制によって、日本の安全が保たれている、と思っている人はまことに頼りない日本人だ、と言っていることになります。

当時の朝鮮の自衛力には、中国の力を当てにしているところがあって、何がおかしいのでしょうか?

当時の朝鮮に対して日本は「朝鮮を独立させてやるから中国との同盟を破棄せよ!」と言ったわけですが、これは現在の日本に対して中国が、「日本を独立させてやるから、日米安保条約を破棄せよ」と言っていることと同じ意味になります。

こんな理不尽なことをもし中国が言ったら、あなたは怒りませんか?

つまり当時の朝鮮は「中国に対して自衛する必要がない」と言うことです。
現在の日本がアメリカに対しての自衛を考えていない、と同様です。

こう考えると、あと残るのは「ロシア」だけです。

ロシアに対する朝鮮の自衛の力は、充分であった、と私は考えます。

自衛力が充分だった、と言うことの意味は、侵略しようとする意思と比較して、という観点が必要です。

つまりロシアは朝鮮を侵略するつもりは無かったから、朝鮮も自衛力はそれほど必要なかった、という意味です。

ロシアの侵略意欲というものは、朝鮮の自衛力との関係でもあります。
朝鮮が当時の程度の自衛力があると知って、侵略する意思を持たなかった、ということです。

自衛力というものは、いつも侵略可能性との相互関係の中で考えるべきものです。

(つづく)
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司馬史観批判   小林哲夫 : 2010/02/19(Fri) 15:04 No.148
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くま くるま座の趣旨に賛成して、司馬史観批判の仲間入りをさせていただきたい、と思います。

残念ながら半沢先生の講演を聞いていないので、私の司馬史観批判をまず書いてはじめたいと思います。

次のようなことを考えましたので、読者の皆様と考えの違う点がありましたら、コメントをいただけたらうれしく思います。

1、ここで批判対象とする司馬史観を次のような考えと要約します。
朝鮮半島を日本以外の第三国(とりわけロシア)が支配したら、日本の安全は保てない、しかも朝鮮には自主的に自分の国をまもる力がない、だから日本が朝鮮の「独立」のために、朝鮮をうかがう外国の勢力を排除するためにたたかうのだ、日露戦争はロシアの脅威から日本の安全をまもるための「祖国防衛戦争」だった。

2、私の司馬史観批判
ロシアには朝鮮半島を支配しようと言う意図がなかったことは証明されている。
例え朝鮮がロシアに支配されたとしても、日本の防衛には関係ない。
また朝鮮を日本が支配したら、防衛の範囲が広がって、日本にとってはかえって防衛困難な状態になる。
朝鮮に自衛の力がなかったと言い切るのは、朝鮮蔑視である。
いわんやロシアが日本を侵略しようとしていたわけではないので、祖国防衛戦争と言えるはずがない。(ここまで自衛の範囲を広めるのは、自民党タカ派顔負けといえます。)

3、私の主張
護憲、戦争反対の思想の一環として、日清、日露戦争を侵略戦争として批判的に見るべきである。
日清、日露戦争を起こした原因として、明治維新そのものを批判すべきである。
維新を見直すことは、日本の近代化そのものを見直すことにつながる。
以上のようなことをもう少し詳しく考える作業を行うことを提案します。

(つづく)
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ごあいさつ   小林哲夫 : 2010/02/18(Thu) 11:20 No.147
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くま この度金沢の知人からこの会のことを教えてもらい、うれしくなって、ご挨拶したいと思いました。
私は九条の会さいたまに参加している、金沢に縁のあるものです。
この掲示板で私の考えを書いても良いか?お伺いします。
司馬史観批判について、最近考えたことです。
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選挙に行こうキャンペーン2010のお知らせ   選挙に行こうキャンペ... : 2010/02/05(Fri) 23:59 No.146  HomePage
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くま 告知失礼いたします。

私たちは、選挙に行こうキャンペーン2010実行委員会です。
「選挙に行こうキャンペーン2010」は、若者の選挙での投票を促す市民グループです。
昨年は、衆院議員選挙で第1回の活動をしました。
今年、県知事選挙でも活動します。
概要 2月13日(土)
第一部15:00〜16:30 金沢市 香林坊大和アトリオ前 街宣活動&ビラ配り

第二部18:00〜20:00 金沢市 近江町市場内 喫茶メロメロポッチ ライブ&トーク

入場無料

ライブは、大島圭太さんトークは立候補予定者の方々です。

ぜひ、ご参加ください。
当日ボランティア大募集。第一部でビラまきに参加してくれる方、当日飛び込みも歓迎。
もし見逃した方は、後日ブログにて動画を配信予定

以上、ありがとうございました。
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1月28日 金沢大学における半沢さんの講演   ご老体 : 2010/01/29(Fri) 06:29 No.145  HomePage
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昨日(1月28日)、「金大九条の会」主催の半沢さんの金大の講演会に行ってきました。

 演題 韓国併合100年と「坂の上の雲」

凡そ50人ほどの聴衆を前に講演会が行われました。きっちり1時間の講演でした。

「雲の先の修羅」の内容が、実に手際よく・・当たり前ですが・・話され、司馬氏の「空想歴史小説」の内実と、この本の中で、半沢さんが明らかにした「歴史事実」が話されました。

 伊藤博文の「満蒙交換論」が「日露攻守同盟」に意図的に書き換えられていること、それは、日露戦争が「自衛のための戦争」という虚構を維持するためにどうしてもされなくてはならない作業であった。意図的な事実隠しと、巷間言われている程司馬氏が博学でもなんでもなく、むしろ、不勉強が目に付くことが話されました。


 講演会の後半は、「雲の先の修羅」と同じように、「アイデンティティの牢獄」に閉じ込められている日本人が、新しいアイデンティティをいかに獲得すべきか、その際の留意点を驚くほどの情熱を持って語られました。

 アマルティア・セン氏の「アイデンティティに先行する理性」を取り上げ、文化の持っている多様性の中に、これからのアイデンティティを構築することが可能であり、「理性と良心」とによって、人間としての同胞の精神を持って行動することが大事であると締めくくられました。
   
  世界人権宣言第一条  日本国憲法第九条 への言及は聞いていて、胸が熱くなりました。
 

 詳細は当日の資料と、講演内容をお聞きください   ご老体より

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「雲の先の修羅」 リレー読書会 報告その三   ご老体 : 2010/01/12(Tue) 20:01 No.144
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うし ご老体さま


私は、韓国生活を始めた1995年に、インチョン大学日本語学科の学生、といっても大学時代に36カ月の徴兵で軍隊生活を体験しているので25〜26歳と知り合いました。

そこで、東亜日報の与論調査の結果の数値として75%以上の韓国人が日本嫌いだと知りました。同時に当時禁止されている日本文化に対する若い人たちのあこがれも知りました。

韓国とかかわりを持ちだしてから世界や日本を見る目が変わりました。酒を飲んでみんなに話すときは両目でものが見えるようになったと言ってます。

異国で住むことの大切さを知りました。たとえばインターネットがあたりまえになった今と違い、当時はを日本の状態やニュースはNHKの衛星放送でよくわかるのですが韓国の状況はニュースを見ても間違うことが沢山ありました。

やむなく英字新聞を毎日読んでいたのですが、そこには世界各地の戦争や紛争のニュースでいっぱいでした。

また、日本人が書いた韓国がらみの小説や本を沢山読みました。そこで日清・日露の戦争の狙いやその後を肌で感じました。たとえば今でも南と北に分断されている理由の一つに日本軍の武装解除は米国が、関東軍のそれはソ連軍が行ったことだと韓国人から聞き、目からうろこといったことは沢山あります。
                     J・A生
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「雲の先の修羅」 リレー読書会 報告その二   ご老体 : 2010/01/12(Tue) 19:52 No.143
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うし j・A 様

早速読後の感想をお送りいただきありがとうございます。

『小説は面白いか?面白くないか?それが命です。』 全くその通りだと思います。が、その小説家を対象として、小説家や自分たちを語ることも『面白さ』のうちにあると思われます。

 半沢さんの本を「Y君」に送らせてもらいその感想を聞きたいと思ったのは、彼が「内村鑑三」を通じて考えたことを開陳してくれることを期待したからでした。「明治という時代」「人」そのものに格闘した彼に通暁するY君に「日本人のアイデンティティ」について語ってもらいたかったのです。それと同時に、こうしてJ・Aさんからメールをいただくことで、ある時期に意識を共有したものたちの「形」を整理できればという期待からでした。


 J・Aさんの感想に対する小生の思いも今後整理したいものです。これを機会によろしく。


 追伸

 昨日、妻と二人で、映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」を見てきました。笑った!泣いた!こんな語り口で音楽を表現するやつらは、スゲーと、これまで、のだめを無視してきた自分が、もう情けなくなったしまったほどでした。この映画を作っている若い人たちが、チャイコフスキーの1812年を取り上げ、ロシヤの大地の息吹を紹介する様の見事さに圧倒されました。かたちの奥にある対象への愛を感じられて、本当におもしろかったです。
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「雲の先の修羅」 リレー読書会 報告その一   ご老体 : 2010/01/12(Tue) 19:41 No.142
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うし ご老体様

Y君から昨年、Fの会の忘年会で本を預かりました。

次は、またFの会のメンバーの旦那さんに回す予定です。

以上、途中報告まで。




『雲の先の修羅・東信堂 半沢英一著』を読んで

Y君からのリレー読書
                                      j・A 生

私は司馬遼太郎の『坂の上の雲』をまだ読んでいないのでそれについてコメントできないことを前提にしてこの感想を書いています。

私は1995年から2000年まで仕事の関係で韓国に住んでいました。それ以後韓国ウオッチャーを自任していますが、お恥ずかしい話、そこではじめて日清・日露の戦争が朝鮮半島の覇権争いだと知りました。

 その頃の物資や兵力の輸送は鉄道や船に頼っていたので戦争に勝つたびに線路敷設や港湾の権益確保に奔走しています。プサン港・インチョン港や満鉄などがその好例です。平時には物資の輸送、戦時には軍隊や資材の輸送には不可欠でした。そしてそれが日中戦争から第2次世界大戦へと進んでいきます。そして広大な中国大陸や太平洋を戦場にすることや制空権をなくしてロジスティックの破たんから敗戦につながっていきます。


『ちいさな。といえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう…。』
NHKのテレビドラマのはじまりに流れるNRを聞くたびに第2次大戦前に教育を受けた人の口癖を思い出します。私の母(1923年生)もちっぽけな国、日本と言います。
でも、世界には小さな国は沢山あります。日本は人口・国土面積でも大きな国のほうです。だから正確には『小さな帝国主義国家。』と表記すべきです。

さて、司馬遼太郎も小説家です。『坂の上の雲』は、夏目漱石・正岡子規を横糸に秋山兄弟にスポットライトを当てて司馬遼太郎のフィクションだと思います。また、歴史にはいろいろな角度からの見方があります。司馬遼太郎の歴史観に対してクレームすることには意味がないと思っています。

 今をときめく佐伯泰英が『陽炎の辻』のあとがきでこう書いています。

『そんなとき、私は古い地図をひたすら見詰める。すると絵地図の向こうに江戸の家並みがすうっと浮かび上がる。やがて大家の金兵衛の風貌や鰻捕りの幸吉少年の体つきが像を結び始める。
そうなればしめたもの。あとはそれぞれが勝手に一人歩きを始める。ああしろ、こうしろ、と作者に命令する。
こんなとき、小説家であることの至福を感じる。』

そうです。小説は面白いか?面白くないか?それが命です。
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2010年の年頭あいさつ   モリモリ : 2010/01/01(Fri) 01:53 No.141
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くま  皆様、2010年明けましておめでとうございます。風雪の年明けは、2009年にも劣らぬ激動の幕開けを暗示しているのでしょうか。くるま座が正式に発足してから、着実に活動が深まり、思索する市民集団が核としてかたちづくられているように思います。そして、その輪もゆっくりとではありますが、拡がってきていることを聞いています。私自身は自分の日程管理もままならず、かなりの会合に出席できない状況で、共同代表として申し訳なく思っています。
 しかしながら、初志貫徹、民主党中心の連立政権がアメリカからの自立不全をさらけ出し、武力安全保障への幻想から抜けきれないことが次第に判明した今、やはり、非戦平和の地方主権をめざす市民の運動は世界的な時代の要請だと思います。2010年は私自身の選挙準備の年ともなっていきますが、くるま座の皆さんとスクラムを組んで「市民の政策」を打ち出す活動に意識を集中させていきます。よろしくお願い致します。
 なお、年末の慌ただしい折りに、私の通信新年号外の発送作業を協力頂いた方々に厚く感謝を申し上げます。
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