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半沢さんの本が出版されました  その3   ご老体 : 2009/11/22(Sun) 10:58 No.132
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ご老体 追記

本の題名に感動しました。『雲の先の修羅』
 あの先で修羅はころがれ雲の峰  幸田露伴  1942作
 羽仁五郎の解題の紹介がなされ、「つまり、夏、雲の峰が見えたんだな。つまりあの先は修羅なんだなあ。と。・・・・幸田露伴はまだ、感覚を持ってるんだよ。あの雲の向こうでは。日本軍が行って殺しあいあをやっている、なんて、公平なことじゃないんだよ。向こうの人は、平和に暮らしていたんだよそこへ日本軍がいったんだね。鬼のような日本軍が。・・・・」
 私たちの想像力の不足と不勉強さが改めて指摘される思いだ。雲の先にあるものを見る確かな目を身につけるべきだという半沢さんが、この本の中で。「『坂の上の雲』に支えられる日本人のアイデンティティに問題があり、これからの日本人のアイデンティティは、理性と人類同胞の精神をもとに形成されねばならない」と最後を結んだことの意味は大きいと思います。

 

付録 
NHKの製作意図

「坂の上の雲」は、司馬遼太郎が10年の歳月をかけ、明治という時代に立ち向かった青春群像を渾身の力で書き上げた壮大な物語です。発行部数は2,000万部を超え、多くの日本人の心を動かした司馬遼太郎の代表作でもあります。
 今回、国民的文学ともいえるこの作品の映像化がNHKに許されたのを機に、近代国家の第一歩を記した明治という時代のエネルギーと苦悩をこれまでにないスケールのドラマとして描き、現代の日本人に勇気と示唆を与えるものとしたいと思います。
 21世紀を迎えた今、世界はグローバル化の波に洗われながら国家や民族のあり方をめぐって混迷を深めています。その中で日本は、社会構造の変化や価値観の分裂に直面し進むべき道が見えない状況が続いているのではないでしょうか。
「坂の上の雲」は、国民ひとりひとりが少年のような希望をもって国の近代化に取り組み、そして存亡をかけて日露戦争を戦った「少年の国・明治」の物語です。そこには、今の日本と同じように新たな価値観の創造に苦悩・奮闘した明治という時代の精神が生き生きと描かれています。
 この作品に込められたメッセージは、日本がこれから向かうべき道を考える上で大きなヒントを与えてくれるに違いありません。

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半沢さんの本が出版されました その2   ご老体 : 2009/11/22(Sun) 10:53 No.131
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うし 単独表示 本を紹介する前に、著者には了解を求めていないが、『はじめに』 の全文を紹介します。

   はじめに

 人が道に迷ったとき、そこに求められるのは現実を客観的に見ようとする平常心であり、現実と願望を混同するあせりはないはずです。
 ここで私が問題にしているのは、国民的作家・司馬遼太郎氏の代表作『坂の上の雲』が、本年(2009)秋から三年にわたりNHKスペシャルドラマとして放映されることです。
 『坂の上の雲』は日本とロシアが戦った日露戦争(1904〜1905)を、「坂の上の雲」がイメージされる、日本が世界に雄飛した明るい物語として描いた歴史小説です。
 それをスペシャルドラマとして放映するNHKの意図も、進むべき道が見えなくなった現在の日本人に、この明るい物語によって「日本人のアイデンティティ」を再確認させ、これから歩むべき道を示唆することにあるようです。
 しかしほんとうにそれで良いのでしょうか?
 『坂の上の雲』は日露戦争を日本の祖国防衛戦争としていますが、日本が日露戦争の五年後(1910)に韓国を植民地として併合したことは、誰でも知っています。
 その日露戦争を、日本とロシアが韓国支配をめぐって争った戦争としない『坂の上の雲』は、どこか事実と合わないところがある物語ではないでしょうか?
 いくら日本人が混迷しているからといって、そういったどこか事実とあわないところがある物語によって「日本人のアイデンティティ」を再確認していて、はたして良いのでしょうか?
 こういった疑問を待たれる方もそれなりにおられると思います。
 本書は、『坂の上の雲』にかかわるそういった疑問を、根本に戻って考えなおすために書かれました。
 本書の第一の特色は、司馬氏が『坂の上の雲』を物語る前提とした歴史観と、司馬氏がその歴史観で物語った『坂の上の雲』の個々の事件の叙述について、そのおかしさを体系的に検証したことです。(本書第1〜6言)。
 『坂の上の雲』の歴史観やそれにかかわる叙述を問題にした著作は多数出版されており、好著も多いのですが[41、42、43、44、47、58、64]、歴史観の批判はともかく、叙述のおかしさの指摘が断片的に終わっていることを残念に思っていました。
 一介の数学者である私が本書を書こうと思った第一の理由はそこにあります。
管見では本書が、『坂の上の雲』は歴史観がおかしいだけでなく、その歴史観を維持するためその叙述で歴史事実をねじ曲げていることを、体系的に指摘した初めての本になると思います。
 本書の第二の特色は、『坂の上の雲』を支持する「日本人のアイデンティティ」について、それを原理的なことから考えなおしたことです(本書第7〜9章)。
 『坂の上の雲』にかかおる問題は歴史学だけで分かることではなく、「ロ本人のアイデンティティ」の問題にまで踏み込まなければ分からないと、私は前から感じていました。
 私が本書を書こうと思った第二の理由がそこにあります。
 管見では本書がそのような議論を試みる初めての本にもなると思います。
 本書の第三の特色は、日露戦争終結直後の「連合艦隊解散の辞」にある、「百発百中の砲一門は百発一中の砲百門に匹敵する」という軍事思想に対し、体系的な数学的・歴史学的批判を行ったことです(本書付録)。
 この軍事思想は日本車の非科学的精神主義を増幅したことで有名ですが、これまでまとまった解説が書かれたことはありませんでした。またそれに対する批判は本書本文の『坂の上の雲』批判を、別の側面から補強する上うに思われました。
 そこで数学者が『坂の上の雲』批判の本を書く機会に、この軍事思想に対して体系的な解説を残しておくことが私にとってささやかな義務の上うに思われました。
 管見ではこの付録が「百発百中の砲一門は百発一中の砲百門に匹敵する」という軍事思想に対する、初めての体系的な解説になると思います。
 こうして本書の内容は学際的で多岐にわたりますが、私の非力もあり、冒頭に述べた問題意識に十分応えられたか否かは読者のご判断を待たねばなりません。
 しかし読者がご自分で考えをまとめるための「叩き台」にはなると考えます。なお読者が私の結論をうのみにするのではなく、最後はご自分で判断されるように、議論の典拠や理路はできるだけ明確に示すよう心がけました。
 『坂の上の雲』にかかわる問題に関心を持つ多くの方に、本書が読んでいただけることを希望してやみません。

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半沢さんの本が出版されました  その1   ご老体 : 2009/11/22(Sun) 10:48 No.130
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うし 単独表示 「くるま座」の輪読会、DVD上映会のチューターの半沢英一さんの本『「坂の上の雲」批判 雲の先の修羅』が上梓されました。

 11月29日から始まるNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」に先駆けて出版を意図された本です。どうしても、ドラマよりも先に出版されるべき本であり、ようやく間に合ったという本でもあります。

 2010年韓国併合100周年を前に、NHKは「現代の日本人に勇気と示唆を与えるものとしたい」という意図の基で3年間の長期にわたって放映するドラマを「国策」として作ろうとしています。韓国からみたらとんでもないドラマの放映としかうつらないこの時代錯誤の感覚、アイデンティティの偏狭さに半沢さんは静かに怒っているのです。

 NHKだけでなく、知識人の多くが、明治を栄光の時代と捕らえ、その明るさを喧伝しています。また歴史を日露戦争前とその後と安易に分けることで明治を美化します。それに対し、そのように掠め取られる人の不勉強さを数学者らしく緻密に指摘しています。

 ご老体は、皆様に、是非、手にとって読んで欲しいと思います。

   定価2,100円(消費税込)
   2009年11月10日 初版 第1刷発行
   発行元 株式会社 東信堂 〒113-0023  東京都文京区向丘1-20-6 発行者 下田勝司
   電話03-3818-5521 FAX03-3818-5514    郵便振替00110-0-37828 

 又は「くるま座」の森下まで注文していただいても結構です 森下 090-3766-2364

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「アフガン一時撤収も」 中村現地代表   ご老体 : 2009/11/12(Thu) 06:41 No.129  HomePage
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うし  ペシャワール会:「アフガン一時撤収も」 中村現地代表が帰国会見 治安悪化で(毎日新聞 九州)


アフガニスタンとパキスタン国境地帯で医療や農業支援をする福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表、中村哲医師(63)が一時帰国し、10日に同市で記者会見した。アフガンの首都カブールで先月、国連職員の宿舎が襲撃され12人が死亡するなど、極度に悪化する治安情勢について「来春以降の見通しが全く立たず、一時撤収も検討せざるを得ない」と述べた。

 中村医師によると、会は現在、8月に開通した全長約24キロの農業用水路の仕上げ工事と、水路の補修・維持に携わる住民約100世帯が入る「自立定着村」の整備を進めている。94年にパキスタン北西辺境州の州都ペシャワルに開設した拠点病院「PMS病院」は7月、現地職員らで作るNGOに譲渡したが、同州は既に内戦状態で、職員も患者も通えない状況だという。

 中村医師は「(現地入りの手段としている)国連機が撤退して私自身が行けなくなる前に、事業が分解しないような態勢を作ること。それが恐らく我々の最後で最大の責任になる」と語った。

 一方、政府が同日決定した4500億円規模のアフガン支援策については「農村支援の姿勢を打ち出したのは前向きなこと」と評価。ただ「(米欧の)軍事行動とセットと受け取られると良くない結果を生む」と述べ、非軍事の民生支援であることを明確に打ち出すよう求めた。【阿部周一、写真も】

2009年11月11日
 



ワシントン(CNN) オバマ米大統領が検討するアフガニスタン駐留米軍への増派問題で、同大統領が追加派兵の規模などで4つの選択肢に絞り込み、11日午後に関係閣僚、軍関係者らと新たな意見交換を行うことが分かった。米政府や米国防総省高官らが明らかにした。


4つの選択肢のうち、1つは約3万4000人規模の増派案で、陸軍3旅団の約1万5000人、海兵隊の1旅団約8000人、後方支援部隊4000─5000人、司令部要員約7000人となっている。アフガンでの派遣地は、2001年末の米英軍事作戦で政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバーンが勢力拠点を築き、交戦が多発する南部、南東部となっている。3カ月間での実施を想定する増派案となっている。

この案については、米国防総省が推しているという。アフガン駐留米軍のマクリスタル司令官は最大4万人の増強を求めているとされた。

残り3つの選択肢の詳細は不明だが、3万4000人規模増派の「変形案」も含まれるという。

ホワイトハウス高官によると、アフガン増派問題で11日の協議が最終回になるのかは不。オバマ大統領は12日からアジア歴訪に出発するが、少人数グループでのアフガン協議は続ける考えだという。オバマ氏は今年初期、約2万1000人の追加派兵を発表。これが実行されれば、今年末までにアフガン駐留米軍の兵力は約6万8000人に膨れる。


 ご老体は思う。 

 私たちは、アフガンからの米軍の完全撤退を求めて、今こそ行動を起こすときではないだろうか?
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10月25日の DVD 上映会 資料   ご老体 : 2009/10/22(Thu) 08:44 No.128
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うし 単独表示 10月25日のDVD上映会「アフガンに命の水を」の下調べをしています。


中村哲  2008年度を振り返って 

http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/acts/kaiho/100nakamura.htm


この事業の場所 
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&t=k&msa=0&msid=113406573296404953485.00046e7b244dfbcc39307&ll=34.595205,70.698996&spn=0.024729,0.036478&z=14&source=embed

参考になればと思います。

またアフガンの地図も参考になります。
http://www.asyura2.com/2001/afghan_map.htm
http://mondediplo.com/maps/centralasiamdv1997

更にアフガンの地図です
http://www.lib.utexas.edu/maps/afghanistan.html#country.html

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第九回 「大東亜聖戦大碑」の撤去を求める全国集会   「くるま座」事務局 : 2009/10/12(Mon) 10:02 No.127  HomePage
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第九回 「大東亜聖戦大碑」の撤去を求める全国集会

 ★日時  2009年10月31日(土)
 
 ★場所  石川県教育会館2階

 記念講演

 前田哲男 「戦争の出来る普通の国」とアジア

      〜新時代の平和戦略と市民の役割〜

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七尾強制連行訴訟支援会ニュース 第22号   「くるま座」」事務局 : 2009/10/12(Mon) 09:38 No.126
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「七尾港に強制連行・労働させられた中国人の戦後補償を求める訴訟を支援する会」の会報 第22号が届けられました。
 
 お読みください

なお、控訴審第3回口頭弁論 の傍聴を期待しています。

  ★ 期日 10月19日 (月) 13:30

  ★ 場所  名古屋高裁金沢支部

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お誘い   モリモリ : 2009/10/09(Fri) 22:55 No.125
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くま  今日の輪読会参加できず、申し訳ない。お誘いをひとつ。10月23日、24日と金沢市で石川県教育研究集会が開催される。記念講演、そして例えば平和教育分科会に参加してはいかがか。http://www.kazutosi.jp/osirase/index.html [返信]
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田村連続講座開始に寄せて   モリモリ : 2009/10/08(Thu) 16:33 No.124
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くま  最近活動が活発化するくるま座にて、共同代表の田村光彰さんによる連続講座「国際人道法を考える」がスタートした。私が、賛同する皆さんとすすめたい「非戦平和条例を金沢に」を実現させていくための理論構築の第一歩を、尊敬する田村さんと踏み出せることは、大変有り難い。
 武力による抑止論、その究極は核武装論だが、人間の人間たるゆえんを懸けて、戦場の不条理と惨たらしさに学んだ理性が、戦争を違法化する歴史を切り拓いてきた。田村さんは、映像に刻まれた民衆の苦悩、極限の状況でなお人間性を失わなかったシンドラーの史実を織り込んで、国際人道法の深い思想的バックボーンを提示した。現実の力を一歩一歩獲得してきた戦争違法化の道のりに、私たちも地域から立ちたい。
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田村光彰さんの第一回講演から    ご老体 : 2009/10/07(Wed) 08:02 No.121
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昨日(2009年10月5日)は、「くるま座」で田村光彰さんの連続講演会「戦争にもルールがある」の第1回目の講義が行われた。

<戦争と国際条約 戦争の違法化の歩み 国際人道法>と題して、田村さんが作ったレジュメと、ビデオを活用して、講義が行われた。

  18人の方が参加し、1時間30分の講演後活発な議論が1時間ほど続いた。

はじめに、戦争(武力紛争)を巡る三つの視点が紹介された。

T 戦争は合法である 宣戦布告をすれば、戦争の拡大も可能である
U 戦争は否定できないが、その被害を防ぐため、戦争を起こさせないための種々の制限を設ける
V 戦争を全面的に否定する

 田村さんは、Uの視点が、国際人道法につながることを歴史の推移とともに詳細に紹介した。

 様々な規定を詳細に設けること、例えば、占領地では、物品の無償徴発や賦役を禁止し、なるべく即金で支払い、少なくとも領収書の交付を義務付ける(笑いが起きる)や、生命や家族の名誉を尊重すること、(これは女性に対する迫害を禁止する項目)であり、これに違反すれば、違反した軍隊を持つ国は、被害者個人に賠償責任を負うことを明らかにした。(「ハーグ陸戦条約」に規定 1912年日本はこれを批准、公布している)

 人道に関する規定の出自は戦争を全面的に禁止する流れの中にあったのではなく、個々の歴史の流れのなかにあって、人間を守るところにあったことを明らかにした。
  
 その時々の規定が、戦後の個人の保障の論理につながることを明らかにした。また、採択はされなかったが、『パリ不戦条約』の第一条「締結国は、国際紛争解決の為戦争に訴うることを非とし」「国家の政策手段としての戦争を放棄する」という条項が、戦争全体の違法性を明らかし、戦争一般の禁止をさだめ、これが「日本国憲法」に結実することを明らかにした。また、この不戦条約では自衛権の明確な規定がなされていないことを紹介した。

 個々の交戦行為の「人道化」の過程を紹介し、それが1998年の国際刑事裁判所設立条約(ローマ規定)の採択に至る過程を詳細にした。

 2002年7月1日 ローマ規定発効
 
 1)ニュルンベルグ裁判(臨時)から常設の国際刑事裁判所の設置
 2)国家犯罪に対して、個人が責任を有する
 3)非暴力により市民益を増幅させる
 4)扱う対象を
   <1>集団殺害(ジェノサイド)
   <2>人道に対する罪
   <3>戦争犯罪
   <4>侵略戦争 但しその定義は今後定める

条約の歴史の中に、今があることを確認する作業は、とても面白かった。

また、映像の紹介で、戦争のあり方の変遷を知ることができた。田村さんのいう「馬と大砲」から1914年の第一次世界大戦での「大量破壊兵器の出現」が目に見ることができたのは、是非多くの方にこの映像を見てほしいと思った。

 塹壕の中で絶えず機関銃や戦車の音を聞いていると兵士が、「セル・ショック」と呼ばれる精神障害に陥り、機械仕掛けの人形のようになり、意味不明の言葉を発したりする映像には、戦闘ストレスの実態として大きなショックを受けた。これは、イラクでもアフガンでも今も続いている実態なのだ、と思うとやりきれない。 「くるま座」で 3月にDVD上映会を行った「告発のとき」を改めて想起した。

1時間30分の講演の後、各自の疑問、見解を述べたが、これが面白かった。

捕虜に対する見解、天皇の責任の話、南京虐殺の話、歴史上生まれた無防備都市の話、パリ、沖縄前島の具体例等々(いずれ、発言内容を整理して討論の素材としたい)

是非、次回からの講演会に多くの方の参加を望みます。


2009.11. 9(月) 第2回 人道に対する罪
19:00〜20:30 国際刑事裁判所への歩み

2009.12. 7(月) 第3回 戦後処理と国際人道法
19:00〜20:30 『シンドラーのリスト』への歩み

2010. 1. 7(月) 第4回 ジュネーヴ4条約と議定書
19:00〜20:30 敵味方を問わず住民保護への歩み

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